【初心者向け】複利とは?資産形成に欠かせない“お金の増やし方”を徹底解説

将来のお金のやりくりに不安を感じている方は多いですよね。預貯金は持っていても、具体的に資産を増やす方法や投資の始め方がわからず、一歩を踏み出せない人も多いです。

投資の世界で昔から「複利」という仕組みが注目を集めています。複利は「利益がさらに新たな利益を生む仕組み」のことを指し、よく「お金が雪だるま式に増える」と表現されます。

本記事では、投資初心者でも理解しやすいように、複利の基本から資産形成に取り入れる具体策までをわかりやすく解説していきます。

目次

複利の基本—なぜ雪だるま式に増えるのか

「複利」は、投資の元本だけでなく、運用で得た利息や配当金も合わせて再投資することにより、次回以降の利益計算に反映させる仕組みです。これに対して、元本だけを対象に利息がつくのが「単利」です。

単利と複利の違い

  • 単利: 常に“元本”に対してのみ利息が付き、運用益は再投資されない
  • 複利: “元本+これまでの運用益”を合わせた金額に対して次の利息が付く

複利をわかりやすくイメージするには、雪だるまを作る様子を想像するのがおすすめです。最初は小さな雪玉でも、転がしていくたびに周りの雪がさらに付着し、どんどん大きくなりますよね。お金も同様に、得た利益を再投資することで元本が増え、さらに大きな利息を生むという流れが期待できるのです。

計算式で見る複利のイメージ

複利は以下の式で表されます。

FV=PV×(1+R)n

  • FV: 将来価値 (Future Value)
  • PV: 現在価値 (Present Value)
  • R: 年利 (例: 5%なら0.05)
  • n: 運用年数

たとえば、100万円の元本を年利5%で10年間運用すると、単利の場合は1年あたり5万円ずつ増えて合計150万円程度ですが、複利の場合は約163万円まで増える可能性があります。運用期間が長くなるほど、両者の差はどんどん広がっていきます。

複利を活かす資産形成術—NISAやiDeCoの非課税枠を活用

新NISAで再投資を効率的に

投資の運用益には原則として約20%の税金がかかります。しかし、「NISA口座」を利用すると、非課税枠内で得た利益が課税対象外になるという大きなメリットがあります。これにより、税金で差し引かれる分を再投資に回しやすいため、複利効果がさらに大きく働きやすいのです。

2024年1月から「新NISA」がスタートし、投資可能枠や非課税期間が拡充されています。利用しやすさが増し、投資初心者にはますます魅力的な制度になりました。

iDeCoで老後資金も同時に準備

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が全額所得控除になるうえ、運用益も非課税となる優遇制度です。60歳まで原則引き出せないという制限はありますが、将来の年金不足を補うための長期運用としては非常に有効な選択肢です。

老後まで運用期間を確保できるからこそ、複利が最大限に活かせるのが特徴です。若いうちからコツコツと積み立てれば、無理のない範囲でも将来大きな差を生む可能性があります。

少額からの積立でOK! 続けることがカギ

投資は「ある程度まとまった資金が必要」というイメージを持たれがちですが、最近は月1,000円や5,000円から始められる投資信託も豊富に揃っています。

複利の威力は「再投資がどれだけ長い期間続けられるか」で決まるので、少しずつでも継続することで結果的に大きな成果につながる可能性が高まります。

あおい

最初から高額を投入しなくても大丈夫です。

投資のリスクと長期分散の重要性

リスクはゼロにできないが、分散投資で抑えることが可能

投資には必ずリスクが伴います。相場変動や経済情勢の影響で、元本割れを起こすことも考えられます。ただし、リスクをゼロにはできなくても最小限に抑える方法はあります。

  • 複数の銘柄や資産クラス(株式、債券、不動産投資信託など)に投資する
  • 国内外を問わず地域も分散する
  • 投資タイミングを複数回に分散(積立投資)する

このような「分散投資」を行うことで、一部の市場が不調でも別の部分でカバーできる可能性が高まります。

長期投資で複利効果を最大化

「短期で大きく儲けたい」という気持ちは誰しもあるかもしれません。しかし、複利の真価が発揮されるのは長期投資です。市場は短期的には上がったり下がったりを繰り返しますが、長期目線で見れば大きな成長が期待できるケースが多いです。

もし相場が下落しても、積立投資なら買い付け量を増やせるチャンスでもあります。粘り強く続けることで、将来的な回復局面に複利の効果を得やすくなるのです。

あおい

何事もコツコツ継続することが大切ですね。

複利の成功事例—著名投資家とシミュレーション

ウォーレン・バフェットに学ぶ

世界的に有名な投資家、ウォーレン・バフェットの成功は「優良企業の株式を長期保有し、利益を再投資し続けた」ことが大きな要因とされています。

彼は若いころから投資を始め、数十年という時間をかけて「複利」を最大限に活かしました。その結果、後年になってから資産が加速度的に増えていったことで知られています。

積立シミュレーション

たとえば、以下のケースを複利でシミュレーションすると、最終的には700万〜800万円程度に達します。

  • 初期投資 :30万円
  • 毎月の積立:1万円
  • 想定年利 :5%
  • 運用期間 :30年

もちろん、実際の利回りや相場状況によって結果は異なりますが、長期にわたって再投資を続けることで「単利」とは比べものにならない差が生まれることが多いのです

具体的な始め方と注意点

● 1. 証券口座を開設しよう

まずはネット証券や銀行の証券部門でNISA用の口座開設を検討しましょう。手続き自体はオンラインで完結できることが多く、そこまで複雑ではありません。

● 2. 毎月の積立額を設定

自分の収支を見直して、無理のない金額を設定しましょう。最初は3,000円や5,000円など、少額からでも問題ありません。

● 3. 投資先を分散して選ぶ

国内外の株式や債券、複数のセクターに投資するバランス型ファンドなどを検討し、資産を分散させることでリスクを軽減します。

● 4. 長期目線を忘れずに

短期的な値下がりで焦って売らないことが肝心です。複利は継続することで成果を上げる仕組みなので、短期的な価格変動に一喜一憂しないように意識しましょう。

● 注意点

  • ハイリスク商品のみに偏らない
  • 不要な借金(リボ払いやキャッシングなど)があれば、まずはそちらの返済を優先する
  • 定期的に運用状況をチェックし、必要に応じてリバランスを行う

まとめ

投資初心者にとって、最初のハードルは「損をするのが怖い」「難しそう」という不安かもしれません。しかし、複利という仕組みを理解すれば、時間をかけてじっくりと資産を育てる選択肢があると分かりますね。

特にNISAやiDeCoなどの非課税制度を活用することで、再投資に回せる資金が増え、複利効果をさらに高めることが期待できます。最初は小さい金額からでも構いません。重要なのは「早く始めて、長く続ける」ことです。

実際に口座を開設し、少額積立をスタートすると、想像以上に気楽に投資が続けられます。日々の価格変動に振り回されず、月々の積立を淡々とこなすうちに、数年〜数十年後には驚くほどの差が生まれてしまいます。複利を味方につけるかどうかで、今後の資産形成に大きな差が出ることは多くの事例が示すとおりです。

まだ投資に踏み切れていない方も、ぜひこの機会に「雪だるま式にお金を増やす」複利のパワーを実感してみてください。

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